Splendors of China's Forbidden City : the glorious reign of Emperor Qianlong 紫禁城の輝き: 乾隆帝の栄光の治世 洋書 Merrell
Splendors of China's Forbidden City : the glorious reign of Emperor Qianlong 紫禁城の輝き: 乾隆帝の栄光の治世 洋書
著者 Chuimei Ho and Bennet Bronson
出版社 Merrell
刊行年 2004
ページ数 288 p.
サイズ 28*23cm
ISBN 1858942039
解説 B+ カバー少スレキズ、ページ問題なし
清王朝最盛期の皇帝、乾隆帝の時代の精華。著者のホー・チュイメイは中国の装飾美術を専門とするシカゴのフィールド博物館の中国考古学・美術部門の非常勤キュレーター。ベネット・ブロンソンはシカゴ、フィールド博物館のアジア考古学・民族学キュレーター。彼らによる詳細な解説と図版で美術工芸品などを紹介したもの。英文。
1736年の乾隆帝の即位により、清朝は黄金時代を迎え、中国帝国文化の最後の大輪の花を咲かせた。北京の紫禁城として知られる王宮群の中心から、乾隆は広大な帝国を統治し、2億5千万人以上の国民に絶対的な権力をふるった。彼の支配はほぼ世紀末まで続き、その間に中国の長く華麗な過去は守られ、安全が確保され、繁栄によって装飾芸術や建築は新たな高みに達した。
この豪華な図版の本には、中国で最も貴重な国宝の数々が集められている。書画、陶磁器、青銅器、竹や翡翠の彫刻、漆工芸、エナメル工芸をその範囲に集めた乾隆のライフスタイル、目利き、庇護の壮大な遺産である。これらの工芸品の多くは、当時世界で最も豊かだった帝国のものでありながら、これまで出版されたことはなかった。本書はまた、皇帝とその宮廷の個人的・公的な生活に焦点を当て、このような多様な国家を統治するために内在する挑戦と、宗教的儀式や宮廷の慣習の基準を確立し、服装や装飾品の規範を強制することで、特に乾隆がどのようにその挑戦に立ち向かったかを描いている。
『Splendors of China's Forbidden City(紫禁城の輝き)』では、中国で最も傑出した皇帝の一人である乾隆の魅力的な物語が、原典や文物を用いて生き生きと描かれている。世界史の中で最もきらびやかな宮廷のひとつであった紫禁城について、これまでにない洞察を提供するこの画期的な研究は、中国文化史に興味のある人にとって必読の書である。
20231213