Alexander Lippisch The Delta Wing: History and Development Iowa State University Press
The Delta Wing: History and Development
著者 Alexander Lippisch
出版社 Iowa State University Press
刊行年 1981
ページ数 126pages
サイズ 25*22cm
解説 B 表紙角打ち少、カバー微キズ(押し跡)、ページ目立つイタミなし・並本
無尾翼機、デルタ翼機などの分野で有名なドイツの流体力学者、航空エンジニアのアレクサンダー・リピッシュ博士が記した自伝的な一冊。豊富な航空機の図面、写真などとともに。英文。
1. 無尾翼飛行機の最初の実験
2. 高翼掃射背面機(「コウノトリ」型)の開発 5
3. 1933年までのデルタシリーズの開発 17
4. ドイツ急上昇飛行研究所(DFS)での仕事
5. メッサーシュミットA.G.45のL部門での仕事
6. ウィーン航空研究所(LFW)での仕事
7. 戦後初期の活動
8. コリンズ・ラジオ社での仕事とリピスク・リサーチ・コーポレーションとの関係
アレクサンダー・リピッシュが設計した航空機のリスト
ほか
ロケットエンジンを搭載したインターセプト戦闘機Me163に結実した翼構造の開発について、初めて包括的かつ権威ある記述となっている。
コウノトリ、フライング・ウイング、デルタ・シリーズなど、さまざまなバージョンの無尾翼機に関する彼の研究は25年以上に及び、高速飛行や超音速飛行への道を開く一助となった。
貴重な写真や図面が豊富に掲載された『デルタ・ウイング』では、翼のプロファイルの計算、揚力分布の決定、より高性能な航空機設計の改良を含む新しい手法の開発、未来の航空機の設計とエンジニアリングにおける先駆的な仕事について述べられている。
著者は、空気力学と流体力学理論の法則に関する研究を詳述している。飛行模型を用いたり、流れ現象を視覚化することで、彼の実験の多様性を示している。リピッシュは本書の中で、気流に働く力に関する知識を、多くのタイプの飛行艇の設計と製造にどのように応用したかを示している。無尾翼飛行機が標準的な飛行機と同等であり、時にはそれよりも優れていることを証明するのに必要な長年の研究の軌跡をたどっている。
リピッシュは60年近い生涯を、驚くほど多様な飛行艇の創造に捧げた。彼はエレガントで鳥のようなセイルプレーンを作り、驚異的な滑空比を達成した。彼は、ハイウイング単葉機、フライングウイング、デルタ型など、さまざまなバージョンの「無尾翼」飛行機を開発した。
20231129