Philip Cave Creating Japanese Gardens 日本庭園づくり洋書 Tuttle Pub
Creating Japanese Gardens 日本庭園づくり洋書
著者 Philip Cave
出版社 Tuttle Pub
刊行年 1996
ページ数 176pages
サイズ 28*22cm
解説 C++ マーカー線引少、ほか並
本書は、日本庭園の哲学と本質的な特徴の意味を考察することで、この偉大な伝統を現代の庭師にも理解できるようにし、西洋人が日本庭園の真の精神を理解し、設計するための知識と技術を提供する。
本書はまず、日本庭園デザインの本質を定義することから始め、主な様式を分析し、日本の庭師が長い年月をかけて達成しようとしてきた様々な効果を紹介する。空間とイリュージョン、美的・精神的統一の必要性、構成とバランス、景観の「借景」、シンボリズムの使用など、すべてが日本庭園独特の調和感覚に寄与している。桂離宮の庭園、金閣寺の庭園、龍安寺の枯山水、その他の有名な庭園の輝かしい写真は、伝統の巨匠たちがどのようにデザインを構成したかを洞察し、アマチュアの庭師にもプロのデザイナーにもインスピレーションを与えてくれる。
プロの造園家であり、日本庭園のスペシャリストでもあるフィリップ・ケイブが、日本庭園の設計の初期段階から実際の施工、メンテナンスに至るまで、日本庭園のあらゆる側面について実践的かつ美的に解説する。飛び石の道、枯滝、風化した松の木、亀島の作り方など、本格的な外観を実現する方法や、西洋のデザインに合うように特徴を合わせる方法が提案されている。
日本庭園は、その規模にかかわらず、静寂と落ち着き、深い象徴的意味、発達した芸術性といった特質によって、即座にインパクトを与える。
日本庭園の創造は、庭園のスタイルに新たな次元を求める人々にとって、実用的かつ審美的な参考となるユニークな組み合わせである。
20230821